日産ルークス/三菱eKスペース & eKクロススペースの生産・出荷を再開することが決定!原因はエアバッグの不具合で、近日中にリコールを届け出る模様

エアバッグ関連の不具合規模も大きく、痛手は大きいが大事にならなかったのは不幸中の幸い

前回のブログにて、日産と三菱の共同開発モデルでお馴染みとなる後席スライドドアを採用した軽モデルのルークス(Nissan Roox)/eKスペース(Mitsubishi eK Space)/eKクロススペース(eK Cross Space)ですが、これらのモデルが2021年11月末あたりから出荷停止状態になっていました。

このことについて、日本経済新聞は「衝突試験のデータが国の基準値を満足していないとの理由から、生産ならびに販売を停止している」と報道していましたが、厳密にはエアバッグ関連にて不具合が生じたことが明らかになり、ようやく日産・三菱公式プレスリリースより、その詳細が公表されています。

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各種生産・出荷停止となった原因・対策はこうなっている

早速、日産・三菱公式が公表した具体的な不具合内容(原因)や対策をチェックしていきましょう。

[不具合内容]

前面衝突試験において、運転席エアバッグの特定の展開挙動で法規要件の一部を満足できない恐れがあります。


[対策]

運転席エアバッグ内部に吊紐を追加し、常に設計位置でエアバッグが展開作動するよう制御します。

また、上記対策効果を更に安定化させるため、運転席側にニーエアバッグを標準装備する事とします。

なお今回の不具合と対策については、それぞれ国土交通省へと正式にリコールとして届け出される予定とのことですが、具体的にどのタイミングにてリコールのプレスリリースが明らかとなるかは不明(あくまでも近日中という回答)。

そして生産・出荷停止となっていたルークス/eKスペース/eKクロススペースについては、2022年2月11日(金)より再開されるそうです。

新型シルフィの国内導入を、本社ではなく販売店スタッフに直談判?

via:Twitter

そしてSNS界隈にて何かと話題になっていたこちらの投稿内容について。

これが本当の内容なのかどうかは明らかではないものの、SNSユーザーが日産ディーラーに訪問し、中国市場向けとして販売しているフルモデルチェンジ版・新型シルフィ(New Sylphy)を国内導入するよう熱く語ってきたというもの。

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これについて「買いもしないのに、スタッフの時間を拘束してまで一方的に導入を要求するのは酷い」「ただの営業妨害」「”暇そうなスタッフを捕まえて…”というのも日産スタッフに失礼」などと炎上。

ディーラーはあくまでも「車の販売」「車の整備」であり、新型車を導入する権限は持っていない

ちなみにこの投稿に掲載されている写真が、実際に訪問された店舗なのかどうかはわからないものの、少なからず一部の日産ディーラーでは「この投稿内容が情報共有」されているようですね。

私がお世話になっている日産ディーラーの担当スタッフさんからも、「この投稿拝見しました…」とのことで、捉え方によってはスタッフさんも反応に困ってしまいますし、やはりこういった海外モデルの導入を希望する場合は、並行輸入で購入するか本社に直接書面などで想いを伝えた方が良いそうです。

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Reference:Nissan, Mitsubishi